Re:newing

「慣れていく」過程は、幼稚園の頃から何も変わっていないのかもしれない。

約 3 分
「慣れていく」過程は、幼稚園の頃から何も変わっていないのかもしれない。
幼稚園ってどんなところだろう。
友達と遊ぶって何だろう。
皆と過ごすってなんだろう。

あの頃の自分には、疑問こそあっても
不安という二文字はなかったのかもしれない。


そして、実際、入園するとき。
親と離れて過ごさなければいけないことを知った時に
自分がそれを全力で拒否しようとする感覚。
生存を脅かされるような感覚。


親と切り離されて、見渡す世界。
自分と同じような人間がたくさん。
そして、先生。
私の知らなかった、世界。

毎日毎日、
登園の度に直面する「別れ」に、
少しずつ慣れていく。
その「別れ」が永遠なのではなく、
ほんの一瞬であることにも気づいていく。

しばらく経った私は、
自ら進んで幼稚園へ行くようになった。
ひとりで登園したいとすら言い出した。


……今日は、とにかく何もしたくなかった。
仕事へ行くために乗る地下鉄へ乗るために、
家を出る時間を迎えるために、
「生きていた」だけだったように思う。
それは、幼い頃の私でいう「拒否」の感覚。

こうやって、
強制的に切り離されて見ている今の世界で、
自分を傍観しているというか。


これからの仕事は前の職場に比べたら、
精神的な意味では楽かもしれない。
でも、楽だったら楽しいわけじゃないなとも思った。

ただ「慣れていない」だけなのかもしれない。
ただ「良さ」に気づいていないだけなのかもしれない。

「慣れていく」ということ。
時間が解決してくれるのであれば、
それはそれでありがたいことだと思う。

私は幼稚園の頃から経験している過程を
年月が過ぎても、大人になっても、
繰り返しているのかもしれないと思った。




ただ、違うのは、
あの時のような「最強さ」があるかどうか。

幼稚園の自分は、とにかく最強だった。
そういうイメージ「だけ」がある。
家族の中でも、幼稚園の中でも、
どこにいても私は「最強」でいた。

アイキャッチの画像なんて、
まさにその感覚をリアルに刻んでいる。


今の私には、それが、あるだろうか。
……そう、思えているだろうか。


About The Author

totea
平成生まれ。事務職の傍、やっぱりデザインのことをやりたい!と思って、現在デジハリオンラインスクールでPhotoshopとIllustratorを地道に勉強中。小さい頃からフォントやロゴに興味があって、ZIPファイルの解凍の方法がわからないのにフリーフォントをたくさんダウンロードしたり、漢字ノートの余白に自分の好きな音楽のタイトルを好きなようにデザインして書いたりしていた人。シンプル・統一感が好きで、暇があれば無印良品へ行く結構な重度なムジラーです。

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